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2012.6.17
Ayacy's HP


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神緒のべるず 第1話 ミィちゃんを探せ -3-



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「ここが私の住んでいるマンションです」

マミちゃんが住んでいる部屋の前まで連れてきてもらった。
11階の6号室。今日は冬休みで学校はお休みだが、ご両親は共に働きに出ているという。
光大朗さんが「左が5号室で、右が7号室…」とつぶやく。そして、

「マミちゃん、お隣には、人は住んでいるの?」
「はい。右ですか? 左ですか?」
「どっちもだ」
「あ、はい。両方とも住んでいます」
「お隣さんは、マミちゃんがヘビを飼っていることを知らないんだよね」
「はい、知らないです」

光大朗さんは「うーん、ちょっとヤバいかもなぁ」と、7号室のドアを叩こうとする。
すると、

「キャー!」

という悲鳴が、7号室の中から聞こえてきた。
「隣のおばさんの声だ!」とマミちゃん。

「ま、まずいぞ!」と光大朗さんが叫ぶ。

光大朗さんがドンドンドン!と扉を叩き、「どうしましたか?」と扉に向かって叫ぶ。
なかからおばさんが出てきて、なにやらわけのわからないことを口走っている。どうやら混乱している様子だ。

「落ち着いて、まずは深呼吸して、話してください」と光大朗さん。
「そ、それが、トイレから大蛇が…!」
「すぐ、トイレまで案内してください!」

トイレにはヘビが一匹、丸くなっていた。
マミちゃんが「巳ぃちゃんだー!」と叫ぶ。

さすが光大朗さん、こんなに簡単に見つけてしまうなんて。
私は光大朗さんに
「すごいです。これで一件落着ですね」
と言ったが、光大朗さんは首を横に振る。
「いや、むしろ大変なのは、これからだぞ」
と。

光大朗さんの話だとこうだ。
アパートやマンションなどでヘビを飼っていて寒くなってくると、ヘビは暖かさを求めて、配水管に逃げ込むことがあるらしい。そしてそのまま、隣の部屋に入ってしまうことがあるという。

「で、その結果がこうだ」

玄関を指さすと、そこには周囲の部屋から叫び声を聞いてきたのだろう、3人のおばさんが集まってきていた。
玄関で待っていた里桜が、オロオロしている。

「これを、どう収拾すんのか、だな…」


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※このサイトは、着ぐるみ小説サイト「神緒のべるず」および、葦葉製作所頒布の小説「神緒のべるず 第1巻」、「神緒のべるず 第2巻(PDF版)」、Yuzu R.さんの再録本掲載の小説をWeb用に再編集したものとなります。一部は書き下ろしです。


関連サイト: 巫女ブラスター2 巫女ブラスター

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