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2012.6.17
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神緒のべるず 第6話 ベストをつくせ -1-



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私と里桜と光大朗さんの3人が、一通の手紙を囲んでいる。

「で、明日香はこれをどう思う?」

唐突に光大朗さんから感想を聞かれて、

「さぁ、実際に振り込みもあったようですし、信じてみるべきかと思いますが…」

と答える。その手紙は要約すると、こんなことが書かれていた。

その手紙の差出人は、町中で私か里桜を見かけたらしい。
そこで、メイドとしての立ち振る舞いに感動して「ぜひ我が家のメイド見習いを弟子入りさせたい」と思ったようだ。
それでこういう手紙を送ってきたわけだが、あらかじめこの事務所の銀行口座には謝礼金を振り込んであるという。
光大朗さんが確認しにいったところ、たしかに入金されていたのだとか。

「そうだな。この手紙だけではうさんくさいと思ってしまうが、実際にあの額が振り込まれていたらな…」

光大朗さんは具体的な額は言わないものの、かなり高額の入金があったことが伺える。

「もし、その新しい子がウチに来たら、あたしの妹みたいになるんだよね。色々教えちゃおっと」

なんだか里桜は楽しそうだ。

「まあ、我々が信じても信じなくても、その子は3日後の午後3時には、この事務所を訪れることになっている。あらかじめあの額が振り込まれていれば、こっちとしては断れないという算段だろう。実際、悪くない話だと思うし…お前たちには苦労をかけてしまうかもしれないが…よろしく頼む」

「「わかりました」」

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※このサイトは、着ぐるみ小説サイト「神緒のべるず」および、葦葉製作所頒布の小説「神緒のべるず 第1巻」、「神緒のべるず 第2巻(PDF版)」、Yuzu R.さんの再録本掲載の小説をWeb用に再編集したものとなります。一部は書き下ろしです。


関連サイト: 巫女ブラスター2 巫女ブラスター

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