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2012.6.17
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神緒のべるず 第1話 ミィちゃんを探せ -5-



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その後、マミちゃんのご両親が帰宅してから、事情を説明した。
ご両親は深々と頭を下げて、謝礼ですとお金を渡そうとしたのだが、

「いいえ、これはマミさんから引き受けた仕事ですし、マミさんからは、ほら、もう報酬をいただいていますし」

と、さっきもらった飴玉3つをポケットから取り出す。
そういうキザでお人よしなところが、事務所の経営を圧迫しているんだが…まぁ、お人よしだから、しょうがないか。

寝室で寝かせてもらっていた里桜が、ようやく起きてきた。
事態が収拾したことに安堵するも、ヘビとキスという、一生モノのトラウマを背負ってしまったことで落ち着かない様子だ。
この場所にはあまり長居をしないほうが良いだろう。

ということで、とっとと事務所まで引き上げることにした。
帰り道、里桜は光大朗さんに謝っていた。

「まぁ、今回もまた、お金にならない仕事を引き受けちまったけどな。
 相談してくれてよかったよ。無事に事件も解決したわけだしな」

事務所へ着くと、光大朗さんは「そうだ!」と、1枚の封筒を持ってきて、里桜に渡した。

「こ、これは?」
「ほら、今日はがんばったから、おみやげだ。
 実はな、クライアントが沖縄に旅行へ行ってきたそうで、そこで買ってきたおみやげだそうなんだが。
 開けてみな」
「ありがとうございます。開けてみますね」

光大朗さんがニヤリと笑う。
ああ、里桜、知らないの? その封筒「ハブのたまご」って書いてあるでしょうに…。

バタバタバタ…と巨大な音がして、再び里桜は気絶してしまった。


-おしまい-

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※このサイトは、着ぐるみ小説サイト「神緒のべるず」および、葦葉製作所頒布の小説「神緒のべるず 第1巻」、「神緒のべるず 第2巻(PDF版)」、Yuzu R.さんの再録本掲載の小説をWeb用に再編集したものとなります。一部は書き下ろしです。


関連サイト: 巫女ブラスター2 巫女ブラスター

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